名無しの雑記

自分の好きなことについてゆるく書いていくブログです

people in the box 全音源紹介 その1 「Rabbit Hole」

 今回は私の好きなバンドpeople in the box についての記事を書いていこうと思います。

 

過去私はpeopleについて過去3回記事を書いています。

 

hideotakeshi2.hatenablog.com

 

 

hideotakeshi2.hatenablog.com

 

 

hideotakeshi2.hatenablog.com

 

 

 

上の3記事が結構断片的というかすでにpeopleを知ってる人向けの内容となっていたので今度は逆にpeopleを知らない・まだあまり聞いたことがないという人に向けてpeopleの音源を順に追って紹介していこうという結論に至りました。

 

そうすることでpeopleに最近興味を持った人とかが何を聞くか迷ってる時の指針?になったり、まぁ単純にもっとアクセス数が増えるんじゃないかという期待から書くことにします。

 

 

 

初めにpeopleというバンド自体の紹介を。

 

People In The Box(ピープルインザボックス)は、日本の男性3人組オルタナティヴ・ロックバンド。2003年に福岡県北九州市にて結成wikiより)デビュー当初は残響レコード、後に日本クラウンと契約し、現在では日本クラウンのみと契約しています。「ピープル」という略称で呼ばれることが多いです。

 

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左から山口大吾(Dr)、波多野裕文(Gt&Vo)、福井健太(Ba)です。
 

2020年現在、ミニアルバム5枚、フルアルバム7枚、シングル5枚、ベストアルバム1枚、ライブDVD4枚をリリースしています

 

 

音楽性についていうと変拍子・転調を多用する複雑な曲展開を持ち合わせながらも歌モノとしても成立させている技巧派でありながらもポップミュージックとして成立させているのが特徴です。この2つの相反する要素を共存させる卓越したバランスの良さには脱帽します。

 

上で書いた「変拍子」という用語ですが、簡単に言えば

「曲中で使われる拍子が4拍子・3拍子以外、または曲中で拍子が変わること(例:Aメロで4拍子→サビで3拍子)」

 

と考えてください。専門的にはもっと厳密な定義があるかもしれませんがこれぐらいの認識で大丈夫です。

 

変拍子の使われている例としてはDave BrubeckのTake Fiveという5拍子の曲が超有名です。聞けばすぐに「あぁ…あれね…」ってなります。


Dave Brubeck - Take Five

 

話を戻します。

 

peopleの曲を聴いてると本当にびっくりするんですが、Aメロが4拍子でサビになると3拍子とか結構多いんですね。7とか11とかも出てきます。なのに曲はポップで歌メロも変拍子の歌にありがちなヘンテコなメロディーになってないです。

 

初期のアルバムではけっこう閉鎖的というか、暗いまでとはいかないんですが明るいとも言えない内省的な雰囲気があります。

 

中期からは変拍子の要素は薄れていき(とはいいつつまだ出てきますが)、曲調は全体的に穏やかなものとなっていきます。このころからギターで指弾きを導入していきます。メロディーに民族音楽の要素が反映されたりと実験的なこともしていきます。

 

後期(というか最近)のpeopleはギターをレギュラーチューニングにセットすることが多くなり、指弾き・ピック弾きの併用、ピアノの使用、さらにはピアノ・ギターの併用など新しいことに挑戦し続けています。

 

 ここらへんはおいおい詳しく書いていこうと思います。

 

今回はpeopleのデビューミニアルバム、「Rabbit Hole」を紹介していきます。

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https://music.apple.com/us/album/rabbit-hole-ep/1474575065

open.spotify.com

 

www.amazon.co.jp

 

peopleは最近全アルバムサブスク解禁したのでもしこれを読んで興味がわいたらSpotifyでもGooglePlayでもなんでも使ってるアプリで探してみてください。

 

 

このミニアルバムには6曲収録されています。

 

  1,She hates December

  2, Alice

  3,ブリキの夜明け

  4夜の人々

  5,,サイレン

  6,鍵盤のない、

 

 

1曲目のShe hates DecemberでMVが作られています。

 

  •  アルバムのおすすめポイント
  • 曲紹介
    • 1,She hates December
    •  
    • 2, Alice
    • 3,ブリキの夜明け
    • 4,夜の人々
    • 5,サイレン
    • 6,鍵盤のない、

 アルバムのおすすめポイント

 

このアルバムのアピールポイントは、圧倒的な完成度です。

私が初めてこのアルバムを聞いたとき、作りこみの度合いに驚きました。普通、バンドの1枚目って結構粗削りなところとか正直つたないところが見受けられることがあるんですが、このバンドは最初から完成されています。

 

がっちりと作りこまれたギターフレーズ、土台を支えるドラムベースがいいバランスでかみ合っています。特にドラムのフレーズが優れていて曲中に頻出する変拍子を違和感なくなじませる働きをしています。

 

冗談抜きで全曲捨て曲がないです。

 

上にも書きましたが、初期のpeopleは閉鎖的・内省的なポストロック的な雰囲気があるのでそういうのが好きな人にはお勧めです。必ずハマると思います。

 

The Novembers, syrup16g, sleepy.ab 65daysofstatic(初期)などと似た雰囲気を共有しています。

 

 

曲紹介

 

1,She hates December


People In The Box-She Hates December

 

1曲目にしてMV曲。確かにこのアルバム内では1番かっこいい曲だと思います。(ちなみにyoutube残響レコードが挙げた正式版とどっかの知らん人が挙げた2バージョンがありますが、なぜか残響のほうはフルじゃなく途中で切れてます)

 

出てくる拍子は4、3、8+8+2の9拍子とバラエティに富んでいます。なのになぜかそんな複雑さを感じさせない。そしてこれはpeopleの全曲に言えることですが、ギターボーカルはかなり複雑なことをしています。コードじゃらじゃらしながら歌う、ではなく、リフもがっつり弾いて弦跳びアルペジオをしながらギターを全然みずに歌っています。一回私も見様見真似でコピーしようとしたらできませんでした。

 

話を戻します

 

この曲は結構穏やか目でAメロはクリーンのアルペジオ、サビなどでは少し激しくなりますがギターの歪みもそこまで強くなくいい意味で「邦ロックぽさ」とは違う雰囲気があります。静と動の対比が激しい曲だと思います。

 

アウトロではイントロのアルペジオを繰り返しながらフェードアウトしていきます。サイレンのように繰り返されて終わるのが幽玄さを醸し出します。

 

歌詞に関してなんですが、全体的にはっきりとこうだ!!と主張するような歌詞ではないですが出てくるワードが結構不穏です。屋上だとか飛んだ、とか棺とか。

 

 

2, Alice

この曲のみこのアルバムで唯一変拍子が使われていないです変拍子なんか出てこないのが普通ですが)。個人的には1曲目よりもいわゆるロックぽいなぁという印象です。どこで読んだか忘れましたが、メンバーの一人はAliceでMVが作られると思っていたようです。

 

この曲は結構ギターの音数が少なくて一瞬リフっぽいのやアルペジオもありますが1曲目のShe hates~ほど入り組んでないです。

 

この曲はサビが気に入ってます。

 

サビで「まっさかさまさ」という言葉が「飛んで飛んで」並みに繰り返されます。Aliceというタイトルだったり「まっさかさま」という言葉だったりrabbit holeだったりなんとなく不思議の国のアリスを連想させる言葉が並びます

 

 

3,ブリキの夜明け

前の2曲よりもさらに落ち着いた曲です。曲中ほぼずっとG△7(9)-DonA-Bm7というコード進行でほぼ続いていきます。ちなみにこの曲も4+2+4で5拍子が使われています。

 

やはりこの曲でも静と動の対比が強調されていて、同じコード進行を繰り返しても単調にならないように工夫されています。

 

私の好きなところはサビ後の「この乗客に人数はない」のところのアルペジオです。かなり美しいフレーズだと思います。

 

これはほかの曲にも言えますがpeopleのギターは情景・場面を予測できるようなフレーズが多いです。「警笛が~」のところでは実際に警笛のようにフィードバックノイズが入っていたり。

 

私がタイトルに引っ張られているのかもしれませんが夜明けを連想させるメロディがこの曲で使われています。もっというと夜の風景を凝視してその中で立ち現れる微小な風景の変化だったり観念のようなものが表れてくる瞬間が音になっている気がします。

 

 

4,夜の人々

今度はブリキの夜明けよりも数時間前の深夜になり始めたぐらいのイメージです。ちょっと夜遅い時間に外出て人が誰もいない車も全く音も通らない交差点で信号だけが妖しく光っているのを見て俺しかいねぇー最強みたいなイメージです。違うかも

 

Aメロで3拍子、サビで4拍子が使われています。

 

最初は低く蛇行するようなメロディーですが、サビでエネルギーが爆発したかのように盛り上がります。歌詞は相変わらず不穏ですが

 

 非常に地味なところですが、よく聞くとアウトロの前でギターと歌がポリリズムっぽいことになってます。よくこれギタボでやれんなと思います。

 

 

5,サイレン

このアルバムでは珍しく冒頭でメジャーコードにハーモニクスが使われていて結構明るいです。明るいままで行くのかと思いきやいきなり「みんな生きるのが好き 死んだことないから」とか言ってきます。あれです。曲調明るいけど歌詞くらいってやつです

 

でも結局明るい曲調なので明るい歌だと錯覚します。途中途中物騒なんですけどね「彼女は3度目の手紙を書いた 花束に頭を突っ込んだまま」

 

ちなみに拍子は8+7です。サビ?(”cold breeze”)で4拍子に変わります。

 

サビでは音が小さくなり歌もつぶやきのようになり、ラスト近くではその内省する雰囲気をぶち破るようなシャウトが鳥肌です。

 

 

6,鍵盤のない、

拍子は3、サビで4、一瞬5の三つです。もう変拍子に見慣れてきて3,4,5は普通なんじゃないかと錯覚してきそうです。

 

このアルバムのラストを飾る曲です。開幕からなんとハーモニクスアルペジオ(!!)を弾き倒しながら歌ってます

 

サビもさることながら初めて聞いた時サビに入る前のコード進行がぐわんぐわんと振り回すような進み方で驚きました。

 

そして特筆すべきは後半のポエトリーリーディングのパートです。

 

ポエトリーリーディングとは簡単に言えば語りです。聞けばわかると思いますが、ポエトリーは「歌」というよりは「しゃべっている」という感じです。ポエトリーのあとはコードリフを発展させ激しくなりながら繰り返していきます。

 

この後半のパートがカッコいいです。激しさもありつつ曲が終わることへの寂しさや愁いを帯びているようなアンビバレンスな感じがあるからです。

 

ラストにふさわしい曲だと思います。

 

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連ちゃんパパを読んだ 出てくる奴みんなクズ過ぎて震えた

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(どうですか? ハートフルな絵柄ですよね? 団地ともおみたいな作品ですかね? ところで男性がやってるのってぱt)

 

 


最近にわかに話題になってた漫画「連ちゃんパパ」を読みました。

 

一言で感想を言うなら

 

 

胸糞だった、につきます。

 

 

そんな胸糞マンガを紹介していきたいと思います。

 

いかにおすすめポイント(胸糞ポイント)を挙げていくので胸糞センサーにびびっときた方は読んでみてください

 

 

  • キャラ紹介
  •  登場人物全員クズ
  • 救われない結末 勧善懲悪のようなご都合主義もカタルシスも一切ない 
    • ①作者の意図としての「死なないから」
    • ②作中の人物からの視点から

 

キャラ紹介

 

簡単にキャラとストーリーを説明します。

 

主人公・高校教師日之本進は妻の雅子、そして一人息子の浩司と暮らしていました。

 

日之本進

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雅子

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浩司

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しかし、ある日雅子がパチンコで借金をこさえてしまい失踪します。しかもその金を闇金から借りていて、借金取りが家に探しに来ます。その事実を知った進は雅子を探しに浩司と二人で旅に出ることに…

 

 

借金取り

 

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…というのが簡単なストーリー、というかあらすじですね。wikiにもこんな感じで書いてありましたが、雅子を探し見つけてからもずっとクズな方向に話は続きます

 

 

 登場人物全員クズ

登場人物、全員悪人。映画「アウトレイジ」シリーズ全作品を公開順に ...

 

何話か読めば誰でも察しますが、出てくる人(大人)はみんなクソです。

 

唯一まともなほうの人は借金の取り立ての人ぐらい(人情に篤いシーンもありましたが、取り立ててる人が人に同情したりして株が上がるのが、結局のところ劇場版のジャイアン効果ですよね)。

 

主人公はクソ。主人公の嫁もくそ。主人公がかかわる人も大体クソ。

 

主人公は最初の何話までかはまだまともでしたが、パチンコに頼るようになってからはほんとにゴミ人間になりました。目も当てられないほどのクズです。

 

百歩譲って、まだパチンコでお金を溶かし続けるのはいいが、こいつはさら闇金の取り立てに片足を突っ込み、果てにはレイプさえします。作中で捕まっていないだけで実のところは犯罪者です。しかも一切良心の呵責をしないタイプの。

 

そして、妻の雅子。そもそも事の発端はこいつの借金です。こいつの悪行はさらに続き、駆け落ち、しまいには進を○○しようとします。(私はどっちも○○しろ、と思いました)

 

救われない結末 勧善懲悪のようなご都合主義もカタルシスも一切ない 

 

ラストシーンには全く希望がありませんでした。

 

…こういう書き方をすると、勘違いする人も出てくるかもしれませんが、この作品は

 

例えば売れる臓器を全部売ってもうお金に代えられるものもなくなって・・・

 

とか

 

最後はヤクザに人知れず海に埋められる

 

とかそういう終わり方じゃないんです。

 

先に言うと、この作品では主要の登場人物はだれも死にません

 

 

誰一人死なずに最後まで進みます。なのに何故「この作品には希望がない」といえるのか?

 

 

答えは簡単です。死なないからです。

 

 

この「死なないから」というのは作者の意図としてのメタ的な視点作中の人物からの視点の2つの意味で言っています。

 

 

①作者の意図としての「死なないから」

メタな言い方になってしまいますが、作者がクズなキャラ(要は主要人物)を全く殺さないので、クズ登場人物たちはひたすらパチンコ沼に沈んで、周りの人を巻き込んでいきます。

 

唐突ですが、連ちゃんパパを読んでて私が思い浮かべた作品は「闇金ウシジマくん」です。

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この2作品の共通項としてはクズがいっぱい出てくるところですが、クズ人間がどんな目に合うかという点では大きく異なります。

 

ウシジマくんは社会の闇や悪人などを描いたダークな作品ではあるとは思いますが、この作品では「闇金に手を出したら破滅することになる」という、言ってしまえば勧善懲悪オチがあります。

 

連ちゃんパパでは、登場人物がこのような目にあうことはありません確かにそこそこのひどい目にあいはしますが、死んだりしないし10ページもしたら何事もなかったかのようにまたパチンコで金をスってます。しかも何度も

 

「ウシジマくん」に欲望のままに行動した人や金に目がくらんだ人の末路はこうなるぞ、というメッセージがあるとするなら、「連ちゃんパパ」はそういうクズ人間は死ぬまで更生しないということを執拗に描いている、と言えます。

 

 

②作中の人物からの視点から

 

主人公も妻も長生きしすぎています。鬼舞辻無惨なみのしぶとさです。

 

読んでる途中に何度「こいつら二人とも死んだら丸く収まるのにな」と思ったかわかりません。

 

進も雅子も浩司を身勝手な理由で苦しめ続けています。浩司がそのたびに親を求めてしまう、という構造も問題だと思いますが、小学生にここまで求めるのは酷すぎるので止めます。

 

もっと言えば作中で進は2回命を落としかけますが、余計なことに2度とも持ち前の悪運に救われて生き延びます。

 

(ちなみにキャラ紹介の時に使った雅子の絵は命を落としかけた回のときの1コマです。ぜひこれを読んで興味を持った方はこの回を読んでみてください。私は頭が痛くなりました)

 

 

 

 

以上、連ちゃんパパの胸糞ポイントでした 

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粉瘤の手術をした


 

この前結構衝撃的な出来事があったので今日はそのことについて書こうと思います。

 


その日、私の住んでいるところは早朝からずっと豪雨でした。

 

風も非常に強く、部屋の外から絶えずぼうぼう風がなって窓が時々風圧に押されてガタガタ震えていました。

 

 

 

 

 

一言でいうなれば、悪天候 


 

それも悪天候悪天候

今日のニュースから】ウェザーニュースさん「花粉飛散量、例年の2倍 ...

 

 

 

 

 

泣きっ面に蜂。

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とにかくこの日の天気は最悪だった、ということです。

 

 

ただでさえ、このとき(たしか5月上旬くらい)多くの都道府県で不要不急外出を避けるようにと自粛要請が出ているにもかかわらず(補償はしてくれよな、と思いますが)、おまけにこの天候です。

 

よほど大切な予定でもない限り外に出るのは愚かであるとしか言いようがありません。

 

 

 

私だったらこんな最悪な天気の日にわざわざリスクを冒してまで外に出ようとは思いません。

 

しかし、私はこの日外出しました。

 

 

私は午後になってからいまだに勢いの衰えない豪雨と強風の中、一人家を出ました。

 

 

なぜか?

 

タイトルの通り、私は病院に行きたかったからです。

 

 

 

というより行かなければいけませんでした。 

 

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以下、ここに至るまでの経緯を簡単に説明していきます。

 

また、この後の話は少し不快な表現が出るので苦手な方は戻ってください。

 

 

 

 

 

 

2か月ほど前、私は風呂上がりに自分のへそのあたりに小さなしこりのようなものができているのに気が付きました。

 



手で触って押してみると、球状のコリコリした固い物質があるのが感じられました。しこりとはいってもそこまで大きくなく少し膨らんでるな、くらいの感じでした。押しても痛みはなく、生活に支障もなかったのでこの時は放置していました。

 

 

そしてしばらくして、3月末ほど、少し恥ずかしい話になるのですが、私の腹部になぜか1本だけ濃く太く長い毛が生えていて、私は見栄えをよくしようと指で引っ張ってそれを抜こうとしました。

 

 

これが完全に間違いのもとでした

 

 

 

(…なんか、コレ私が通勤電車の混雑の次に嫌っているYoutubeの胡散臭いプロテインとかダイエット商材の広告みたいな話の流れになってませんか? 「俺はタカシ、今日は会社の同期にセッティングしてもらったコンパだあ! あの子かわいい…」みたいな奴。嫌だな、反吐が出るな…)

 

 

毛の生えていた位置がちょうど例のしこりがあった場所の近くでした。私が何度も毛を抜こうと皮膚を押してつまんで、と繰り返していると、突然、嫌な悪臭が広がりました。

 

その匂いの発生源は例のしこりでした。どうやら、毛を抜こうと皮膚を押し続けていた結果、近くにあるしこりにも刺激を与えて、膿を出してしまったようでした。

 

 

 

(ここからちょっと気持ち悪い描写注意)

 

 

 

 

 

 

 

膿は肌よりも少し濃いめの肌色といった感じで固体状になって出てきました。しかし、固体状といっても非常に柔らかく、指で押せば簡単に崩れるほどです。シャーベットをイメージしてもらうとわかりやすいかもしれないです。

 

そして先ほども書きましたが、

 

とにかくクサイ。はっきりいってウ〇コみたいなにおいです。見た目も最悪なうえに匂いはウ〇コで気分が最低になります。

 

 

膿が結構たまっているらしく、押しても押してもまだへそのしこりからすこしだけ膿がちょろ・・・っとでてきます。キリがないので私はとりあえず膿の出る場所をティッシュで拭いてその日は寝ました。

 

 

翌日。朝起きてTシャツをめくってしこりを見ると見た目は大して変わらず。ただ、起きた時に体を動かしたせいか、少しTシャツのへその部分が臭かった。分しこりに開いてしまった穴が開きっぱなしになっていたのだと思います。

 

 

このときはまだ今ほどコロナの影響は大きくなく(みんな軽く見ていた、といったほうが近いかもしれません)、まだ私のバイト先も休業になっておらず、私は当時週4とかでバイトに行っていました。

 

バイト先に通勤するときに私は晴れの日なら自転車で駅まで行きそこから電車、雨なら自転車の代わりに徒歩で駅まで、という風な通勤パターンだったのですが、今思うとこの行動も全部しこりに刺激を与えて膿を出させていたかもしれません。

 

バイト先に行って制服に着替えるときもやはり膿の匂いがうっすらとしました。毎日ではありませんが、私は膿の異臭が嫌だったので何度か寝る前に膿を出し切ってしこりが無くならないかと試みに押したりしました。

 

今思うとこれがとどめをさしました。

 

 

そんなこんなで過ごしてさらに数日たった時、私は朝起きて体を起こしたときにへそのあたりに痛みがあるのを感じました。見ると、しこりが赤く変色してかなり大きくなっていました。図にするとこんな感じです。(へそを見下ろした図です)

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6年ぶりぐらいに開いたペイントで2分ぐらいで作ったんでクオリティは期待しないでください。そもそも絵心がないんで何時間あってもまともなものは描けませんが。

 

 

本題に戻ります。

 

 

私はしこりが痛みを伴い肥大化したのを受けようやく(遅すぎるくらいですが)スマホでこれがなんなのかを調べました。

 

 

このしこりは「粉瘤(ふんりゅう)」というそうです。アテロームともいうそうです。

 

 「皮膚科Q&A」というサイト(URL:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa17/index.html)に説明が載ってたので以下に引用します。

 

アテローム(粉瘤・ふんりゅう、アテローマ)とは、一般的に“しぼうのかたまり”と呼ばれることがありますが、実は本当の脂肪の塊ではありません。皮膚の下に袋状の構造物ができ、本来皮膚から剥げ落ちるはずの垢(角質)と皮膚の脂(皮脂)が、剥げ落ちずに袋の中にたまってしまってできた腫瘍の総称です。

 

 

 

要は皮膚の中に袋上のものができて、そのなかに垢とか脂とかの老廃物?がたまったものだと。できるまでのプロセスウンコとおなじじゃねぇか。

 

そりゃ確かに臭いわけです。で、さらに言うと私のは下記の引用でいうところの「炎症性粉瘤」にあたります。

 

中央の皮膚開口部より細菌が侵入して化膿することがあります。これを炎症(化膿)性粉瘤と呼びます。患部は赤く腫れ上がり、痛みを伴います(資料10)軽い炎症なら抗生物質を内服すれば炎症はおさまります。しかし、ひどく化膿すると皮膚の下の袋状構造物は破壊され、膿みがたまった状態(膿瘍)になります。この場合、抗生物質を内服しただけでは効果が少なく、表面を少し切開して膿みをだしたほうがよいことがあります。

(引用元:https://www.dermatol.or.jp/qa/qa17/q04.html

 

炎症が起こる原因としては、「傷口から細菌が入り込む」ことなどが挙げられていました。つまり、私がしこりから膿を出してしまってそこから菌が入ったのが化膿の原因だということです。

 

 

ここで私はさらに対応を誤ります。

 

すぐに皮膚科に行って診てもらえばいいものの、時間とともに沈静化するかもしれない、と思って病院に行かずに放置しました。痛みはあるが耐えれば何とかなる、という風にして。

 

私の期待とは反対に粉瘤は小さくならず日に日に大きくなり痛みも増しだしました。ある日バイトに行ったとき、私は制服に着替えるときにいつも結べていたベルトの部分に大きくなった粉瘤があたり、あまりにも痛くてベルトをきちんと通せませんでした。仕方なくベルトをふんわりと締め、粉瘤に触れないようにいつもよりも少し上の位置で結んで勤務しました。これで一応難は逃れたと思ったのですが、バイト中にも地獄を見る羽目になりました。

 

まず、いつもよりも早く歩けない。早く歩こうとすると粉瘤と服がこすれて痛むからです。同様の理由でしゃがめません。しゃがむのは特にへそに負担が集中するので一番痛いです。

 

昔のチキンナゲットのとかのソースが2つ入った袋折り曲げて出す奴ありますよね?

 

あれで例えると袋が私の体で、ソースが粉瘤です。わかりやすいですね。

 

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こんなやつ。

 

 

その日のバイトを終えて私は気づきました。

 

  

もう無理めっちゃ痛い手術してもらおう、と

 

 

 

そのバイトの日が金曜日だったので翌日さっさと皮膚科に行けばよかったのですが、次の日は朝早くから夜まで用事があり、また受信することができませんでした。

 

そして日曜日、そもそも大抵の皮膚科は閉まってます。しかも午後からバイトです。

 

私は日曜日にあいてる皮膚科を一つ知っていたのですが、そこは近所ではなく私の通ってる大学の近くにありました。しかも、そのとき大学も閉まっていたので定期を更新していなくて、そこに行くにはそこまでの交通費が必要だったのですが、そのときの私の手持ちにそんな余裕はありませんでした。私は断念しました。

 

前日の夜、私は苦悶の表情で痛む腹部を抑えながら足を引きずり階段を上り自室の扉を開けて自室の扉を閉めていつもの5倍(*当社比)の速度で布団につきました。電気を消し、明日こそは皮膚科明日こそは皮膚科ついにこの痛みから解放される早く早くと願いながら眠りました。

 

 

そして待ちに待った月曜日。

 

ついに来ました。やったきた早く病院行こうよし服を着替え…ア”ッヅ!!?

 

雨‼? つか豪雨‼?

 

ここでこの記事の冒頭に戻ってきます。そうです。粉瘤がやばいが外もヤバイ、というわけです。

 

私は迷いました。さすがにこんな豪雨の中外を出るのはしんどい。ただでさえ負担が大きいのに私はすでにへそに爆弾を抱えています。行くに越したことはないのだが、そもそも外に出るような雨の量ではない。

 

私の家の窓という窓がドンキーコングの下Bみたいな音を立てているのです。

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結局、躊躇してやらないよりかはやってしまおう、やって後悔しようと思い、意を決して私は家を出ました。

 

 

秒で後悔しました。外に出て豪雨をしかと目で見た時の絶望

 

折り畳みでない普通のサイズの傘をさしていったのですが、まぁ濡れる。ズボンは言わずもがな、なぜかシャツのとこまで雨が入り込んできて濡れました。

 

靴は…1分も持ちませんでした。豪雨に加えて玄関の前が水没しかけていてどう歩いても水流に足を踏み入れなくてはいけなかったからです。

 

遠くのほうでマンホールが外れて噴水ができていました。風流。

 

…近所の皮膚科は私の家から約10分ほどのところにあるのですが、天候に加え、粉瘤が痛いのでまともに歩くこともかなわず20分くらいかかりました。

 

 

そして到着。着いた時点で疲労がたまって帰りたくなりました。

 

豪雨なのでさすがにほとんど人はおらず、診察券を渡して4・5分ですぐに呼ばれました。

 

そして、診察。

 

診察室に入ってどう説明するか考えるのがめんどくさかったので「ちょっとコレ診てもらいたいんですけど…」と言いながらシャツをめくってみせると「おお、これは大変だね~、じゃぁ、そこ横になって」と言われ私は備え付けのベッドに横たわりました。

 

奥に先生が引っ込んですぐ戻ってきました。「いやぁ~危なかったね。もうちょっと進むと腹膜炎になってたよ」といいながらなんかいろいろ手に持ってました。

 

横たわってたのでよく見えませんでしたが、ビニール手袋をしてなんかよくわからん器具を持っていました。

 

まずへそを濡れた脱脂綿で拭いてそのあと、粉瘤から少し離れたとこに麻酔を打たれました。ちょっと痛いからね~と言われたけど、普通にめちゃくちゃいてえ

 

「ヴッ”」みたいな声出ましたよ。予防接種のよりも何倍も痛い。へそだとまた痛みが違うんですかね。

 

その直後、鋭利な刃物でへそを掻っ捌かれました。

 

この瞬間、私は

 

エ、早くない!?

 

あ、パウチじゃないんだ?

(詳しくは「くりぬき法」とかで調べてください)

と思いました。がそんな思考もつかの間痛みによってどっかに消えました。

 

痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え痛え

 

麻酔まだ全然効いてないじゃん、なんか皮膚が切り裂かれる感覚感じたんだけど!? ナツキ・スバルじゃナイヨ?

 

今度は「うーぅぅぅ、おおっ、おぅぅ」みたいなうめき声が出た。

 

さらに拷問は続きます。

 

当然切られたので血と膿があふれ出してきます。それが、視界の奥にぼんやりと映ってましたが、当時は痛みでそれどころではない。

 

そしたら切り裂かれた傷口が包まれて

 

 

グッッ‼

 

 

と両手で膿を押し出すときのように(まさにそうしてるんですが)押されました。

 

 

これも痛い。脂肪を手の圧力だけで消滅させようとしてるかのように全力で押してくる。

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痛すぎて腰が浮いた。

ベッドの上で血まみれのへそをつぶされながらブリッジをする変態になった。

 

圧を受けて噴き出した血と膿をガーゼでふき取り「ほら、こんなに出たよ」と先生が見せてきた。

 

ちげぇよまずいてぇ痛みどうにかして麻酔効いてる?なんか薬間違えてない?

 

そのあともっかい押されまして私はアーチになりました。

 

痛みで動けなくなってる私のへそにガーゼを貼って先生は椅子に戻って薬の説明をし始めました。ベッドを降りるのに1分くらいかかった。へそが燃えるように痛い。麻酔全然ひかない。

 

塗り薬やら飲み薬・毎日張り替えるためのガーゼをもらって帰宅。行きと同じく豪雨の中を行きよりも歩くの遅くなって10分の道を40分くらいかけて帰りました。

 

ズボンが濡れて色が変わり重くなりました。家についてからズボンを脱ぐことですら重労働でした。

 

足を曲げる→へそいたい

ズボンを脱ぐために体曲げる→へそいたい

 

なにをやっても手術後のへそが痛む。しかもまだ麻酔は効きません。

 

着替えの最中にふと昔同居してたじいちゃんの着替えがすごい遅かったことを思い出しました。今思うと、あれは遅いのではなく、じいちゃんにはあれがふつうだったんだなぁと。

 

 

しばらく何をする気にもなれず(何もすることはないですが)、ずっと椅子に座ってパソコンでyoutubeを見てました。痛みが引いてきたのは2時間後ぐらいでした。

 

 

当日は湯舟にはつからずシャワー浴して、と言われたのでざっとシャワーを浴びてすぐに寝ました。その日以降は特に注意はなかったのですが、1週間ぐらい風呂に入りたいと思いませんでした。

 

 

毎日夜にガーゼを貼りかえるのですが、日に日に傷口がふさがっていくのが見て取れました。

 

しばらくはガーゼを外すと血がどっぷりとついていましたが、数日すると、血は黒くなりほとんど固まって、さらに数日すると切られた傷口がだんだんとふさがっていきました。

 

冒頭に書いたと思いますが、この記事は手術当日に書いてはいたのですが、途中で放置していて、手術後の部分は手術のおよそ1か月後に書いています。手術から1か月後のへそはほぼ傷口は目立たなくなっています。

 

 

が、1つ誤解してほしくないのですが、まっすぐに切ったときの名残、というか横切り開いた時のあとはだいぶ小さくなったものの完全になくなりそうではないです。ここだけは小さくなってほぼくっついたものの跡は残っています。

 

 

私が受けた手術は切って膿を出すという方法ですが、最近では先ほど上でいった「くりぬき法(へそ抜き法)」という方法のほうが手術が楽で、術後の痕も小さく済むとのことで人気があるらしいです。

 

 

私はとにかく直してもらえればよかったのでどっちでもよかったのですが、痕をなるべく残したくない、という人は事前にその方法を行ってるかどうかを確認したほうがいいと思います。

 

 

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コロナで自粛していた大学のオンライン授業が始まった

crtモニターでパソコンを使う人のイラスト

 

みなさん、お久しぶりです。いかがお過ごしでしょうか。

 

私はまぁまぁです。そんな私にも最近は大きな変化がありました。

 

なんと!!

 

タイトルの通り!!!

 

 

今週から大学の授業がようやく始まりました。

 

全身で喜びを表す女子学生のイラスト

 

 

もちろんコロナの影響で大学構内は全部しまっているのでオンラインでの授業ですが…

 

 

今日でとりあえず授業開始から1週間経過したということでおおまかな感想とか気づいたことなどを書いていこうと思います。

 

 

  • よくないところ 
    • オンライン授業用のサイトが使いづらい 
    • まず一番の悪いところがコレ。
    •  授業(教師)ごとに進め方が違う
  •   良いところ
    •  学校に行く手間が省けた
    • 課題の締め切りが長めに取られている
    • うまくやればほぼヌルゲー
  • 終わりに(という名の余談)

よくないところ 

オンライン授業用のサイトが使いづらい 

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まず一番の悪いところがコレ。

 

大学での授業がオンラインに完全移行するに伴って、オンライン授業用のサイトが立ち上げられたのですが、まぁ見づらい。

 

 

まだ始まったばかりで慣れていないというのもあると思いますが「それにしてももう少しデザインとかなんかいろいろどうにかならんかったのか」と思います。

 

しかも重い。

 

 授業(教師)ごとに進め方が違う

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2つ目。今私がとっている授業は大まかに分類すると

 

 

1、チャットツールなどを使ってリアルタイムで講義を行う所謂オンライン授業って言ったときに真っ先にイメージする奴

 

2、教師がアップローしたビデオを視聴するオンデマンド形式

 

3、レジュメやパワポ、ワードなどのテキストファイルをダウンロードして読んで課題を提出する形式

 

の3タイプに分かれます。

 

 

めんどくせー!! 

 

 

 

授業ごとに授業の受け方変わんのめんどくせー!!

 

 

 

時間になったら教室言ったら教師が来て授業が始まるあの感じを返してよ!!

 

 

 

…こんなことをいっても仕方ないのはわかっていますが、どうしても文句の1つや2つ言いたくなります(このあともずっと文句言いますが)。

 

 

 

基本的には123のどれかのタイプの授業ですが、中には1と2を併用する授業もあります(主に語学系)。厄介なのは「今週はオンデマンドで来週はチャット使いまーす」みたいな方針になっているとこ。

 

まぁ語学系はその性質上、やはり対面しての授業みたいなのが必要になってくるから仕方ないんですが。

 

授業形態がリアルタイムでなくなったことによって授業もリアルタイムで進むわけではなくなりました。

 

 

つまり、授業のある時間遊んでてもいい‼ということです。

 

 

極論ですが。出席は別途とられるので結局どっかで出席(とカウントされる手続き)をしないといけないんですが。

 

 

こういう風な授業のやり方だと「教室に行くことで授業に出席した感じになっていた大学生(私のことです)」とかは授業の出席が楽になったぁ~と高をくくって後々やらかしそうです。

 

 

 

  良いところ

 

 学校に行く手間が省けた

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さっき、上のほうで「大学いけない‼ 図書館使えない‼ (; ・`д・´)」みたいなことを言ってたのと矛盾してるように聞こえます(矛盾していますが、人は矛盾した感情を持つ生き物なので問題はありません)が、これはいろいろと助かります。

 

 

 

学校に行く手間が省けたのでまず、

 

①交通費がかからない②通学時間が浮く

 

というメリットがあります。

 

特に②に関しては私は去年の不手際により今学期週4で1限が入っているので非常に助かります。

 

とはいってもここにはまた別の問題があります。

 

 たとえば神奈川とかから都内の大学に通っていてバイトも大学の近くでやってる、とかいう人だったら、

 「バイト代はしばらく入らなくなるが、定期代を浮かす(そして近場でのバイトを探す)」

 

 「定期を買って今まで通りバイトに行く」という2択を考えなくては行けなくて大変だと思います。

 

個々人状況にもよりますが、こうなってしまうのはちょっと面倒くさいですね。

 

 

 

そして最後に。

 

 

オンラインになって起きて5秒で授業に出られようになったとしても

 

寝過ごしたら終わりや

 

 

課題の締め切りが長めに取られている

これはあくまでも一部の授業ですが、コロナで諸々が滞っているのを配慮してか初回の課題が5月末ぐらいまで引き延ばされてる授業もあります。

 

単純にうれしい。

 

別の授業で教科書が課題の締め切り日までに届くか微妙な時があってヒヤヒヤしてたのでこういうのがあるとありがたいですね。

 

うまくやればほぼヌルゲー

これはとってる授業とか、もっと言えば学部とかにもよりますが、上に書いた「授業が比較的自由になった」や「課題締め切りが長めに取られている」や、さらに「課題がすでに全部アップロードされているのでやろうと思えば全て提出できる」授業があるので

 

 

計画的に取り組めばこれほどやりやすい環境はない、と思います。

 

私もこの非常時に願ってもないチャンスだ!!と思いましたが、現時点で私は先週の課題まだ半分も終わってません。

 

頑張んなくてはいけないのですが。

 

スマホ冷凍庫にいれようかな

 

 

 

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私の最近の興味関心~政治経済・フェミニズム・差別~

こんにちは。

 

私は、このコロナ渦のなかで、最近いくつか興味のあるものが出てきました。

 

正確に言うと、興味というよりは〈よくわからないから勉強しないとまずいな〉というのが正しいです。自分の無知をさらすようで恥ずかしいですが、それはしょうがないです。

 

政治…これは多くの人が今考えてるかもしれませんが、コロナによる影響を受けて政府の行動の遅さ、政策に関しての議論の経過を聞いててそもそもの政府の仕組みとか省庁とかそういうつながりなんとなくでしかわかってないな、と思ったのがきっかけです。

 

常識だろ、って言われればそれまでですが。怠惰なのは反省しています。

 

 

経済…これも〈政治〉と重複するところがあってコロナ渦の政府の対応とか補償の際のひどい議論(お食事券とかお魚券とか、あれはほんとうにひどかったですね)を見ていて、知らないとだめだな、このままだと傍観するだけになって搾取されて終わるな、と思ったのがきっかけです。

 

 

もうひとつ理由を挙げると、学生時代にたまたま話を聞く機会があった政治の研究者?のような人の運動を最近Twitterで見て減税運動というものを知ったからです。なんでも米国では全米税制改革協議会という巨大な保守派の団体があり、税率を下げることというのが大衆的な運動となっているらしいというのを知り興味を持ちました。

 

 

 

私はまだ社会人のように自立して、自分の力で生計を立てているわけではありませんが、5%→8%、そして8%→10%という2度の増税を経験して、税収が増えたことによる恩恵を全く感じませんでした。学生である私にとっては1番身近な税は消費税ですが、それに関して言えば「ただものが買いづらくなった」というのみです(稚拙な意見だということは認めます)。

 

 

加えてもう一つ理由を挙げると、経済についての知識が無いと報道やグラフ・データをみたときにその正誤が判断できなくなってしまうことに危惧を感じたからです。

 

例えばこんな例があります

 

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これを書いてる日の夕方くらいにトレンド入りしたのが、この「国の借金」というやつです。

 

これだけ見ると日本の借金やべぇという風に感じるかもしれませんが、スクロールしてみると、いろんな人が「この表現は間違っている」とか「国民一人当たりで割っても意味がない」とか「日本の対外純資産は世界一多く、全く問題ない」みたいな意見があり、どうやらこの表現に何らかの問題があることを知りました。

 

(私はこのトレンドで初めて対外純資産という言葉を知りました、ほんとに無知すぎですね)

 

そもそも私はこの時点で国債がどういうものかもはっきりとわかってませんでした

 

 

…今はざっくりと〈利子をつけて何年かの間お金を借りること〉だと理解しています

(これでもまだ不十分だったりするかもしれないのでやはりもっと調べないといけませんが)

 

 

最終的には上の「国の借金」みたいな表現が出てきたときにほかのアカウントの意見を丸のみにせずに吟味したうえで正誤を判定しないといけないと思っています。(上の例では私は反対意見のみしか見ずに判断しています)

 

 

 

 

フェミニズム…今度はまるっきり正反対の話題?へ。これには昔からいろいろと疑問(どちらかというと否定的な)があったのですが、最近のとある1件でちゃんとこの分野について勉強しないといけないなと思いました。

 

 

それはナインティナイン岡村隆史がラジオでの発言で炎上した件です。

 

 

私自身、正直あの発言はないと思うし、かといってラジオでの発言が切り取られる事自体にも違和感があります(意見を捻じ曲げるタイプの切り取りも過去何件か見てきたので)。

 

それに加えて私が疑問を持ったのはこの件に関してのいわゆるフェミニスト界隈の1部の暴走したように見受けられる人たちの発言です。

 

特定の人物の名指しはしませんが、はっきり言ってそのフェミニストの方の発言には一慣性がないうえに過去の地震の言動と矛盾していて、

 

〈叩ける人は徹底的にたたいてそいつが芸能人なら追放させるまで攻撃の手を休めない〉

 

みたいなゆがんだ執着を感じたんですね。

 

そのことがあってから

 

「そもそもフェミニストたちの目標は何か?」

 

ナイナイ岡村を過激なまでに責めるような行為は正当なのか? 炎上やら批判を受けた人に責任はどの程度求めらるのか?」

 

という疑問があります。

 

ついでにもう一つ言うとフェミニストの人々はたびたび二次元の絵について「女性を性的に搾取している」というような批判をします。(例:宇崎ちゃんの献血ポスターやキズナアイノーベル賞特番への出演)

 

私はこういった批判を見るたびに正直よくわからなくなっていたので(その一因に批判する人の感情論や論理飛躍などの論の甘さもありますが) 知識をつけようと思いました。

 

 

・差別…意識するようになったきっかけはいろいろありますが、個人的に一番大きかったのはバラエティ番組でダウンタウン浜田が黒人俳優の物まねをする際にミンストレルショーのように顔を黒塗りにしたことが大問題になって批判を浴びた件です。

 

ちょくちょく日本ではこういう〈日本人が外国人の物まね/設定をするとき〉に差別表現だとの批判を受けることが多いようです。ほかでいうと航空会社のCMでバカリズムが西洋人をまねるために鼻の高さを強調するように小道具をつけていたこと。

 

 

上記の件でTwitterなどで意見を見てみると、差別だと批判する人と差別だと感じない人の中で価値観に乖離があるように感じます。

 

なので私はまずその差別の線引きというようなものを得て、そこから自分でラインを弾いて考えられるようになりたいと思っています。

 

また、その反対に、たまに〈それは本当に差別といえるのか? 行き過ぎたポリコレなのではないか?〉と思えるようなものもあります。

 

「文化盗用」という言葉をご存じでしょうか

 

 

私はこの言葉を、白人女性が着物を着ていたことについて、それは差別的だという反応が多数寄せられて炎上している、というような記事を読んで初めて知りました。

 

その記事中でのまとめかたによるところもあると思いますが、差別的だと言っているのは(日本から見て)海外の方ばかりで、当事者といってもいい日本人側からはほぼ批判的な意見が上がっていなかったのが印象的でした。

 

私としてもなぜ白人女性が着物を着ることが差別的で文化の登用に値するのか、全く理解できませんでした。

 

こういう分野に詳しくない素人だと自覚したうえでいうと、この背景にはオリエンタリズムのような思想があって、その点が批判されているのかもしれません。

 

 

とはいっても、私は他国の文化を使うこと=文化の盗用となるような図式にはどこか違和感を覚えます。

 

実際、他の文化を取り入れることなんてどこにでも見受けられる行動ですし(もちろん、そういった行動にしかるべき批判がなく今まで続けられてきた、という可能性もあると思いますが)。

 

 

この話題についても結局は関連する文献を読んでいかないといけない、という点につきます。

 

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コロナ期間中(コロナ後)の生活はいったいどうなるんだろうか?という不安

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 こんにちは。以前バイトがコロナの影響を受けたという記事を書いたのですが今回もそれの続きなような話です。

hideotakeshi2.hatenablog.com

 

私は大学生で、来週から春学期の授業が始まります。大学の施設は全部立ち入り禁止なっているので授業はすべてオンラインで行われます。(履修した科目の講師からほとんどいまだに連絡こねぇ)

 

失われたキャンパスライフ。失われたサークル活動。

 

上の二つはもう半ば諦めがついたのですが、今私が心配しているのは直近でいえば5月以降、さらに言えば春学期以降・来年とかそれ以降のことですね。もっと言えば社会を取り巻く状況も、です

 

 

まず、身近なところで行くと、私の大学は5月下旬まで施設は閉鎖されていますが、それ以降はどうなるのか。またこの期間中に明らかに減少したバイトをどう補填しようか。新しくバイトを探すにしても大抵のところは採用は難しくなっているはずでしょうし、枠があってもかなり絞られているでしょう。

 

というか下手したら店自体が減っていく可能性だってあります。私の近所でも最近1件業務用のスーパーがコロナが原因かはわかりませんが閉店しました。

 

 

サークルの先輩方とたまにZOOM飲みをすることがあるのですが、ほとんどの就活のイベントが延期になったりしていて何もできない状態だ、という話をよく聞きます。

(最近、ネット広告でオンラインで選考するみたいなサービス?を見たので少しは改善しているのかもしれませんが)

 

今年に限らず、今後も就活にコロナの影響が出てくるんじゃないかという不安もあります。コロナが収まって何年かたったときに在学中にコロナが起きてオンライン授業を受けていた学生が「きちんと学んでいない」風にみなされたりして不利になったら最悪です。

 

 基本個人で今できることってあんまりないんですよね。ただでさえ私はバイトが減少しているうえに、貯金もあまりない。私の家も決して裕福なほうではなく両親が共働きしてローンと学費を払ってくれています。でもお金は必要なのでなんかしらの方法で稼がないといけない。

 

1番わかりやすいのはバイトを増やして収入増やすこと。そして(どうせ使い道なんてあんまりないので)貯金する。友達がZOOMで家庭教師のようなことをやっていいるのでそれのまねをして中高生に勉強を教えるのもいったん考えたのですが、コネがないうえにただでさえこの状況なので生徒を確保するのは困難なんですよね…。

 

なんかおすすめのバイトとかないんですかね。

 

 

…話は変わるのですが、私は大学で英語を勉強していて今年は英語の資格を2,3受験する予定でした。が、開催されるかどうかも微妙なところなんですね。例えば英検だとホントは5月の頭ぐらいに試験だったのですが、現時点での開催が難しいと判断され、6月末に試験を延期にして、一応受験料だけ払っといてくれ、という形をとりました。懐が寒い。

 

正直私は夏までは英検実施されないんじゃないかと思ってます。コロナが一向に良くなる気配がないので。まぁ試験系のものはどうしても3密に触れてしまうので実施が難しいのはわかります。

 

しかし、そうなると、私の今後の履修にも少し影響出てきたりするんですよね。それに大学への勉強頑張ってますよアピールにも使おうかと思ってたので。

 

3月くらいにTwitterで院試で使うのにTOEIC延期されたら詰むというつぶやきが散見されましたが、一緒にするなといわれるかもしれませんが私も似たような気分です。

 

そもそも院試とか今年やるんですかね? 北大かどっかのHP見たら開催するか未定で決まったら発表します見たいなこと書いてあったと記憶してます。ってことはやらない可能性もあるんですよね。今年受ける予定の人とかどうなるんだろう。

 

 

 

長くなりましたが、要は言いたいのは早くコロナ収まってほしいということです。みなさんもくれぐれも体調にはお気をつけて。

松下哲也流多読術

先日、以前から私がTwitterでフォローしている美術史研究家の松下哲也さんがyoutubeチャンネルを開設してこんな動画上げたので紹介しようと思います。

 

 

本をたくさん読む方法、教えます」という動画です。

 

 

私も大学の授業で本を読む必要があったり、たまに興味を持った分野について自分で本を借りて調べることがあったのでこの動画を見ました。

www.youtube.com

 

 

私がこの動画を見て非常に驚いたのは、2:06~あたりの

 

 まず、本というのは頭からお尻まで読むものじゃないです。

 

 

という発言です。

 

 

また2:14からの発言

その本を借りて自分の棚に置いとくとか、どこの図書館のどの棚に刺さっているかを把握するだけで、あなたは8割がたその本を読んだことになる 

 

にも非常に驚きました。

 

 

この記事を読んでる方は上の発言を聞いてどう思いましたか?

 

 

私は上の発言のような考えが全くなかったので最初に聞いた時は違和感、もっと言えば拒否感を覚えました。「マジか…」

 

 

なんというか、自分の今までの読書が否定されたような気がして。200ページの本があったら200ページ分よんでそれで次の本に行くようなものではないのか。というのが私のしてきた読書の方法でした。

 

しかし、続きを聞いてだんだん受け入れられるようになってきた、というか納得できるようになりました。

 

動画では松下さんは例としてミケランジェロについて調べる場合を上げて話を進めていきます。

 

美術史の本から索引でミケランジェロを探して該当するページを読んで、それぞれのトピックについてる注釈に参考文献があるのでそれを探して同じようなやり方で読んでいく。

 

4:25あたりから

本を芋づる式に掘り当てていくことになるわけですね。そういう風に自分の興味関心に従って、知の体系みたいなものが自分の中に形成されていくわけです。それが本の読み方の基本です。

 

 

こうして最後まで聞いてみると、結構腑に落ちるところが私には多々ありました。

 

私は今、自分の大学での専攻や履修科目とは全く関係なしに言語哲学の本を読んでいるんですが、正直つまらない。

 

正確に言うと、私の(言語哲学の中でも)特に興味のあるトピックが出てくるのが本の中盤くらいでそれまではそこまで多少近接はしているものの興味のさほどない話が続いていきます。

 

今だったら、さっきの動画のように自分の気になっているトピックを索引で調べて該当ページだけ読んでその本は返却(大学閉じてるんで返せませんが)してしまえばいいとわかります。

 

…たしかにそこまで関心を持っていない部分だと正直頭に残りませんね。現にあんま覚えてないです。

 

別の言い方をするんだったら「この分野のこの人の考えに興味がある‼ あ‼ 興味ある分野の概論書みたいなのある‼ じゃぁこの本のなかで興味あるところだけ読もう‼ 読んだ‼ さよなら‼」みたいなのが自分の興味関心に沿って読む、というやり方に一番忠実なやりかたなのかな、とも言えます。

 

 

このようにして本をまるごと読んで制圧するみたいな考え方ではなく、知りたいとこだけ読んで「知りたいとこ」を中心に本をとっかえひっかえしていって、そのトピックの知識を深めていく、というのが松下さんの言う正しい読み方ということなんだと思います。

 

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