the boysにドハマりした
- 基本情報
- 毎話グロイ
- 登場人物大体クズ
- the boysにおけるスーパーヒーロー
- ”正義の味方”ではなくビジネスモデルとしてのスーパーヒーロー
- 金とスケベしか考えてないヒーロー像
- 勿論コメディとしても面白い
- (唯一の)マイナス点…シーズン1単体だと消化不良
- 今年度中にシーズン2が放送予定!!
今回は海外ドラマについての感想です。
Prime Originalというアマゾンが制作しているオリジナルドラマの”The Boys”という番組です。
元の原作はアメコミです。ちらっとネットで見た限りですが、こっちのほうが相当過激です。ドラマ版も過激な描写が多々ありますが、それでも原作よりは”マイルド”になっているらしいです・・・。
(マイルドとは・・・)
「グロイの苦手じゃない」「歪んだ世界観が好き」とかいう人はハマること間違いないです。
こちらからどうぞ↓
基本情報
タイトル:The Boys
公開:2019年
配信元:Amazon Prime
制作: ガース・エニス、ダリック・ロバートソン、エリック・クリプキなど
出演: カール・アーバン、エリザベス・シュー、エリン・モリアーティ、アントニー・スター、ドミニク・マケリゴット、ジェシー・T・アッシャー、チェイス・クロフォード、ネイサン・ミッチェル、ラズ・アロンソ、ジャック・クエイド、福原かれん、トマー・カポン
シーズン数 :1
話数 :8
各話の長さ: 55–66 分
以下ネタバレ含みます
- 基本情報
- 毎話グロイ
- 登場人物大体クズ
- the boysにおけるスーパーヒーロー
- ”正義の味方”ではなくビジネスモデルとしてのスーパーヒーロー
- 金とスケベしか考えてないヒーロー像
- 勿論コメディとしても面白い
- (唯一の)マイナス点…シーズン1単体だと消化不良
- 今年度中にシーズン2が放送予定!!
毎話グロイ
結構過激な描写が多いです。さらにかなり人が死にます。
血・肉片・爆発いろいろあります。
参考までにどうぞ
これ見て耐性がありそう、と思ったら見てみてください。逆にグロすぎ…って思ったら視聴しないのが賢明です
登場人物大体クズ
このドラマを見た人はすぐ気づくと思いますが、
このドラマでは「スーパーヒーロー=クズ」です。
まず1話の冒頭で主人公の恋人がスーパーヒーロー「Aトレイン」によって死にます。
↑Aトレイン
かなりむごい死に方をします
詳しくは言いませんが、9割がた姿かたちが残りません。
”頭を強く打ち付けてなんとやら”です
彼女の死後、主人公のもとにFBIの捜査官だと名乗る男「ブッチャー」が現れます。
主人公はブッチャーによってスーパーヒーローの実態を明かされます。彼女を殺したAトレインが事件後に遺憾の意を表明したものの裏では事故のことを笑い話にしているという場面を目の当たりにします。
主人公は怒り心頭に発し、ブッチャーに半ば扇動される形でヴォートに乗り込んで盗聴器を仕掛ける計画に協力します
こうしてAトレインへの復讐を望む主人公と、スーパーヒーロー全体を憎むブッチャーのいびつな協力関係が築かれ物語が始まります。
the boysにおけるスーパーヒーロー
このドラマでは様々なスーパーヒーローが登場します。彼らは様々な能力を持っています(透明人間、すっごく速く走れる、などなど)。彼らはみなヴォートという企業に所属し、そこから世界各地に派遣されて治安維持などに当たります。
その中でも実力人気を兼ねそろえたトップヒーローたちが”ザ・セブン”というというヒーローグループです。(下の写真参照)
ちなみにこの写真の一番手間にいるのがホームランダーというヒーローで、ヒーロー陣営で一番人気と実力を兼ねそろえている人気者です。
見ればわかると思いますが、スーツの感じといいアメリカ国旗を模したマントといい、あからさまにマーベルのキャプテン・アメリカをパロっています笑
うん、似てる笑
”正義の味方”ではなくビジネスモデルとしてのスーパーヒーロー
今度は舞台背景についてです
このドラマでは様々なヒーローが出てきますが、マーベル的なボランティア的な自己犠牲的な立ち位置のヒーローではなく、「”ヴォート”という企業によってマネジメントされている被雇用者」であり「ヴォートによるビジネスモデル」としての存在です。
要は言えば「正義のために働く」のではなく「金と利益のために正義の味方をやっている」のです。
ヒーローたちが近況報告をするシーンがあるのですが、そこで触れられてる話題が
「俺の映画の海賊版が流出している! これによって利益の何%が失われた!」
とかいう完全なビジネス目線。
誰も市井の人々が直面している問題とかについては触れません
このシーンからも「金>正義」という価値観が分かります。
金とスケベしか考えてないヒーロー像
出てくるヒーローはマジでほぼ上の通りです。基本まともなのはいません。まともそうに見えても腹の底で何考えてるかわからなかったり倫理的にアウトなことしてるやつもいます。
ある女性ヒーローが先輩ヒーローの男性にセクハラ被害を受けたりしています。これをやったヒーロー自体は最低だと思いますが、個人的にはこのシーンはヒーローに人間味があって好きです。
勿論「セクハラ=人間味がある」という意味ではありません。
私が言いたいのはヒーローものって極限的に利他的な”都合のいい”存在として描かれるよな~ということです。
実際はヒーローも1人の人間なんでいろんな欲望を持っているということがよくわかるシーンです。
原作では乱交しまくるシーンもあったみたいです。 原作欲しぃぃ
勿論コメディとしても面白い
上で散々暗めな触れ方をしてきましたが、シリアスなシーンにもところどころにユーモアやブラックジョーク(キリスト教とか)があり、全体としてはシリアスなコメディという感じです。
(唯一の)マイナス点…シーズン1単体だと消化不良
ここでもザボーイズの紹介を書いてきましたが、
**もし初めて見られる方がいたら、先にこのことだけは押さえておいてください***
このドラマは”シーズン1だけみるとすっきりしない終わり方をします”
最終回で伏線がいくつか回収され新たな展開や人物が登場してきて唐突に終わります。
明らかに続きがあるような終わり方をしますが、現時点でシーズン1までしかないので見た人全員確実に消化不良感も覚えます。
ちなみに私もそうです笑
しかし、この点は時間とともに解決するので安心してください
今年度中にシーズン2が放送予定!!
2020年6月現在ではまだシーズン1のみの公開ですが、公式によると「すでにシーズン2の収録が完了」し、「後は編集が少し残ってるのみ」だそうです。
新キャラの情報なども出ていて、シーズン2の公開はかなり間近に迫っていると考えていいでしょう。
なので今から見た方もそこまで不安に思わなくていいです。
https://theriver.jp/the-boys-s2-soon/
いかかでしょうか?
過激な描写も多いですが、普通の作品では物足りない、スカッとしたいという人にはお勧めです。
今回は軽い紹介にとどめましたが、私としては語り足りないところがあるので、別の記事でザ・ボーイズの考察記事を書くことを予定してます、お楽しみに