名無しの雑記

自分の好きなことについてゆるく書いていくブログです

映画「ジャッジ」 感想

ジャッジ! 映画 感想

 

 

 

 

今回もアマプラで適当に見つけた映画の感想書いてきます。

 

f:id:hideotakeshi:20200108104627p:plain



(なんかSNSの広告みたいなのついてますが気にしないでください。とりあえず解像度がマシなのを選んだ結果コレになりました)

 

 

 

 

 

今回は『ジャッジ!』という邦画の感想を書きます。数年前に公開された妻夫木聡主演のコメディ映画です。私はサカナクションのファンなので当時この映画が公開されたころ「サカナクション使われてる!!(この映画の主題歌を手掛けてるのがサカナクションです)」と思って少し興奮してたのを覚えてます。でも結局見に行きませんでした。

 

アマプラでみられる映画の一覧をざっと流し見してるときに流れてきたので「試しに見てるか」という感じで見てみました。

 

ストーリーに言及しているのでネタバレ嫌な方はご遠慮したりしなかったりしてください。

この映画でネタバレがどうこうとかいってもしゃーないとは思いますが

以下 目次 です。

 

 

1 感想

全体的にクソ映画とまではいかないけど、なんかこう、う~んといった感じの映画でした。

いい点(というよりは“悪くはなかったところ”といった感じですが)悪い点それぞれあったのでいかにあげていきます。

 

2 よかったところ

  2-1 コメディ要素

「ジャッジ」はコメディ映画を謳っていて、コメディ映画っちゃコメディ映画だったという感じでした。色々コメディ的な展開があるのですが、なんか古いというか、昭和のギャグマンガのセリフとポーズをそのまま人がそっくりそのまま真似たようなちぐはぐの感じもあったので手放しで「面白い!」とは言えなかった、という譲歩付きですが。

 多分、この映画を面白いと感じたり、この映画で笑えるのは(こういうと自分が成熟したとかセンスがあるみたいな風に響いて嫌なのですが)小学校低学年~中学年くらいなのかな~と感じました。  

 

 

  2-2 ちゃんと終わった

 

この映画はちゃんと話がまとまって終わります。最初の「CMを入賞させないとクビ」という条件で映画祭に送り込まれた主人公は一応その困難を乗り越えて解決(?)します(見たかたはわかっているかと思いますが、結局主人公はCMを入賞させることができず、どっちかというとほかの面で会社に貢献したクビを免れる、という恩赦に近い形で見逃されます)。ご都合っぽいストーリーといえばそれまでですが娯楽作品なのでそこまで細かく考えるものでもないと思います。

 

  2-3 キャストが豪華 

 

・・・これは書いてある通りですね。メインの妻夫木聡北川景子を含めて出てくるキャストが非常に豪華です。下にざっと列挙してみます。

 

妻夫木聡

北川景子

豊川悦司

リリー・フランキー

玄理

田中要次

加瀬亮

松本伊代

風間杜夫

鈴木京香

荒川良々

玉山鉄二

でんでん

浜野謙太

新井浩文

木村祐一

志賀廉太郎

竹中直人

あがた森魚

など

これで大体のキャストですが・・・かなり豪華ですよね?

シーンが変わるごとに私は「あ! この人も出るんだ!」と驚いたのをよく覚えてます

 

 

が、残念ながらこれも一つ問題というか難点のようなものがあります。

 

 

それは・・・ほんの少しのシーンしか出ないキャストが多いことです。

 

上にあげたキャストでいうと

加瀬亮

田中要次

加瀬亮

松本伊代

風間杜夫

でんでん

浜野謙太

新井浩文

木村祐一

志賀廉太郎

竹中直人

あがた森魚

ら辺は一瞬だけでてきて一瞬で消えます笑。しかもほぼいてもいなくてもストーリーになんの影響も及ぼさないような役ばかりです(そっちは上にあげた全員が当てはまるわけではありません。浜野謙太、でんでんの二人は一応ちゃんとした役をもらっています。やっぱり出番は少ないですが)。

 

つまるところ、この“豪華キャスト”というのは、言い方が悪いですが、映画のポスターに一瞬しか出ないにもかかわらず顔を並べ解くことによって見た人に「この映画めっちゃ有名な人出てくんじゃん」と錯覚させる客寄せパンダ的な役割を担っています。そうでないとしたらこんだけの俳優を起用しておいて一言二言とか1,2分しか喋らせないということにはならないと思います。

 

 

・・・・・なんだかんだ言ってこれも途中から批判的な言い方になってしまいましたがキャストが豪華だというのは見てて「すげー」となるのでいいことではあります。

(大事なのは役者の知名度ではなく役そのものとか演技だろとか言われたら“役”の点で一発アウトですが)

 

 

3 悪いところ 

  こっちはどちらかというと上の良かった点で上げたところの中で好みがわかれる点とか良いけど微妙な点を「まぁ良いかな・・・」と言っていたのをはっきりと「悪い」と断言したような感じです。なので上野とあまり変わり映えしませんがご了承ください。

3-1 ストーリーが薄い 

 

これはまぁ、ご都合主義的なストーリーというか、詰めが甘いというか、そういうところですね。一部ご都合過ぎるところもあります。

例えばクライマックスの決勝の審査会でグランプリに投票するシーン。

 

そもそも主人公が映画祭にでるのではなく本来は豊川悦司が演じる主人公の上司が映画祭に出る審査員でした。しかし、得意先から息子が作ったちくわのCM(これがこの映画よりもつまらない)を豊川演じる大滝は審査員なのでコネを使って広告祭で入賞させるように命令されます。もちろんこんなクソCM(見ればわかります)を入賞させるなんて無理です、

 

だってつまらないのだから。

 

芸術性も面白みもなく(たまにつまらなさが一周回って面白さに変貌をとげる場合がごくまれにありますが、このちくわのCMはただのゴミです。)契約を解除をチラつかされて仕方なく引き受けます。しかし、大滝はやりたくないのでかわりに名前をローマ字に直すと一字一句同じの主人公、太田にくそCMを押し付ける、というのが事の経緯です。一見うまく身代わりをうまく建てられたように思いますが、人が変わったら写真でばれます。大滝は以前にも審査員の経験があるので顔写真がwebに載っています。しかし、大滝は「どうせ海外の奴らはアジア人の顔の違いなんて分からない」という理由で何もしませんでした。

 

確かにその通りで太田が映画祭にでてもだれからも何も言われません。が、最後の最後、グランプリ投票のシーンで自身のCMを自分の権威を使ってグランプリを取らせようとする白髪のおじさん(役名も役者名もわかりません、調べるのすら億劫です、そんなことに時間を使いたくありません)にバレます。

 

バレます。

 

そもそも今までバレなかったのがおかしいのですが。白髪は広告祭のホームページで審査員の顔写真が載ってるページを見て大滝ではない、と気づきます(遅えよ)

 

このスクープ占めたとばかりに審査会でwebページを見せて暴露しようとするのですが、その直前で大滝が自分の顔写真を太田の写真に変更して事なきを得ます。白髪はそれに気づかず意気揚々と審査員に写真をサイトを見せますが「彼(=太田)の写真じゃないか」と言われて「やられた~ぐぬぬ」みたいなリアクションをとって終わります。

 

だいぶ長々と書きましたが、ここまで読んでいただいた方に聞きたい。

どうですか、これ。

 

私は

 

 

「いやそこであきらめんなよ!! もうちょいなんか探したらすぐに別人だってわかるだろ!! 本社に問い合わせたりとかしたら一発だぞ!! 海千山千の顔して応用聞かないなお前!!」とスマホの画面(スマホで見てたので)に向かって(心の中で)叫びました。

 

 

しかし白髪は間抜けなのでぐぬぬで反撃のチャンスを逃しそこで諦めます。(諦めんなよ)

 

ほかにもあります。

 

3-2 キャストが豪華だけど全く生かされない

 

 

これも上で書いたいい点と同じことを言ってます。出てくる役者は有名な人ばっかりなのに一瞬で出番終わります。

 

だったらエキストラにして経費安くしてその浮いたお金で別のところに力入れるとかにしたほうが映画良かったんじゃないか、と個人的に思います。

 

しかしまぁ、そうしてしまうとこれも先ほどいった「客寄せパンダ」がなくなってしまうので宣伝として弱くなってしまうのもわかります。

 

だったら反対にこの豪華キャストを半分に減らして残りの人たちをもっと劇中で重要な役割を担わせるとかにしたらもっとストーリーも面白くなったんじゃないですかね? 

 

そもそも過剰なくらい豪華な人選なので結構減らしても十分パンダの役割を果たしてくれると思います。

 

竹中直人を1シーンしか出番のない居酒屋の酔っぱらいで出すなら、まだ出さないほうがマシなのでは?と思ったのがその理由の一つです。

 

豪華キャストは会社の先輩とかの役が多いので、国内国外で連携とるとか、はたまた全然会社関係ない役でも実は裏の顔があって太田らを思わぬ形で助ける、とか。そうするとアツい展開にもなりそうだ、と素人ながら思います。

3-3 登場人物の行動がそこまで一貫してない

 

 

 

登場人物の行動に何度か違和感がありました。例えば、主人公の太田。太田が馬鹿正直な正義キャラだと最初のほうに描かれるのですが、そういう描写があるのにカルロスが高い得点入れてくれと言われたときにあっさりと入れてしまいます。

 

そこで自分の正義を突き通さないのに後半でちくわのCMは本当はつまらないから推せないのようなことをいうのはちょっとな・・・と思います。

 

だったら、死ぬほど不正をしまくって(例えばこれは日本の伝統です、とか深い意味をでっちあげたりして)入賞させるみたいな展開にしてもよかったと思うんですけどね(内容がまるきり変わってしまいますが)

 

あと、太田は広告祭に行けと命じられた時に英語ができないからといって会社のあやしいおっさんことリリーフランキーに英会話とかペン回しとか諸々の会議でリーダーシップをとれるテクニックを伝授されるシーンがあります。が、英会話を教えるといっても「おいしい料理を食べるための英語」みたいなレストラン版“とっさのひとこと”みたいなのを渡すぐらいでほぼ何も教えません。

 

それにもかかわらず太田はなぜか英語が結構できます。スピーキングはさすがにつたないですが、ネイティブスピードの会話を普通にリスニングできて意味も理解できています。

 

いや、普通にできんじゃん。

 

突っ込むだけ野暮なのはわかってますがこれまた心の中で突っ込みました。

 

4 まとめ

4、まとめ

 

以上が映画「ジャッジ」の感想です。いい点/悪い点を書く、みたいな構成にしておきながらほぼ悪口ばっか言っていたような気がしますが、そういう突っ込みどころの多い映画であるのは間違いないので後悔はしていません

 

 

まぁ、うんって感じの映画でした。

 

激しく嫌うことも激しく好きなることもできなさそうな映画でした。

 

今度は「ジャッジ」のキャストが出演してるコレみたいな映画じゃなくちゃんとした映画、あるいはドラマとかを見てみようかな、と思いました。

 

例えば何がありますかね、妻夫木聡だと悪人とかですかね。私は今まで映画をほとんど見てこなかったのでこういう時自分の引き出しがなさすぎることを痛感します。

 

なんか面白そうなの見たらまた感想書きます。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

----------------------------------------------------------------------------------------------------

 

個人的な事情を言うと、そろそろ大学のテストが近づいてきてるのでそっちの勉強をしないといけないのですが、今までの人生を振り返ってみるとそういうのを全部前日とか1時間前と電車の中でとかギリギリで済ませてきたので今回もそうなりそうです。なので早めに続きを挙げられるかもしれないです。

 

とかいいつつ、実はちょくちょく見てます、映画

 

最近では「ウルフ・オブ・ウォールストリート」とか「冷たい熱帯魚」とかまだ見終わってませんが「スイス・アーミー・マン」とか「キャッチミー・イフ・ユー・キャン」とか見てます。

 

 

あとドラマだとアマプラオリジナルのドラマ「THE BOYS」を見ました。これは本当に面白かったですね。

 

でも、まだどれも記事としてまとまったこと書くほどには達していないので書けてはいません。

 

それと映画とかジャンル関係なく自分が最近ハマっているものについてとにかくづらづらと書いていくかもしれません。音楽とかラジオ番組とか本とか

 

まぁ、どうなるかはまだわかりません。また失踪して音沙汰無くなるかもしれません。

 

それでは

 

ジャッジ!

ジャッジ!

  • メディア: Prime Video